ももれぽ。

人生できることは挑戦してみよう。

ロンドンでミュージカル『Frozen』をみた話。

ロンドンといえば芸術の街。美術館や博物館がある中で、特に目を惹くのが、舞台やミュージカルの看板です。

街中にいきなり現れる劇場。

 

連日数多くの舞台が昼、夜と公演されており、値段も比較的安いことから舞台芸術が好きな方には最高な街かと思います。

 

人生初ロンドンミュージカル

身近とか、安いとか言いつつ、貧乏学生で元々舞台芸術を見に行くタイプの人間でもなかった私はかれこれロンドンに来て1年、劇場の横を通り過ぎる日々を送っておりました。

そんな中、先月日本から友人が遊びにきてくれたので、観光も兼ねて舞台『Frozen(邦題:アナと雪の女王)』を観劇してみることに。(アナ雪なら英語聞き取れなくても楽しめるだろうということで(^^;))

公演2日前にチケットを予約しましたが、アナ雪は頻繁に、かつすでに長く公演されていたためか、比較的良い席、安い席も空きが多く、一番上のバルコニーの前から2列目の席を取ることができました。

可愛いオンラインチケット。Apple wallet内が一気に華やかになりました(^^)

公演は日曜日の夕方17時の回でしたが、演目がアナ雪ということで意外と小さい子を連れた家族連れが多く、アナやエルサの仮装をした子供たちが多くてとても可愛かったです(♡u♡)

 

舞台で使われている衣装(?)がロビーに展示されていました。

 

日本とイギリスの劇場の違い

日本に住んでいた際に一度だけ劇団四季のアナ雪を見た経験と、今回のロンドンでのミュージカル鑑賞しか経験が無いので、これが全てでは無いと思いますが、私が気がついた・面白いと思った2つの劇場の違いをご紹介します。

 

1.公演中の飲食の可否

ロンドンの劇場内はバーがあり、軽食やアルコールを購入して観劇中に飲食がOKでした。大人たちがワイングラスを片手に座席で子供達と話す姿はあまり馴染みがなく、とても印象的でした。

2.前屈み鑑賞

日本でミュージカル鑑賞した際には、周りや後ろの座席の方が見えやすいように背中を座席につけて前屈みにならないよう、公演前や途中でアナウンスがありましたが、ロンドンではそんなことは関係なし。私たちの席がバルコニーという一番高い席だったこともあり、演者さんたちが舞台の前ギリギリまでくると下半身が隠れて見えにくくなるため、みんな結構前屈みで覗き込んで見ていました。私の前には家族連れのお父様が座っておられて常に前屈みだったので、舞台の一部が常に隠れていました。それでも結構見えてはいましたし、もしかしたらお願いすれば控えてくれたかもしれないです。

一つ下の階の後ろの方の席だと角度が少し緩やかになるため、もしかしたらそっちの方が良く見えるかもしれません。

3.値段

驚いたのはチケットの値段の安さ。演目や日程にもよりますが、安いチケットは19ポンドくらいから購入することができます。(公演の日程が近づいてくると格安で売り出していたりします)

円安の影響で影響で換算すると3,500円ほどですが、現地の人の感覚だと2,000円前後で見に行ける感覚です。安い!

これなら少し気になるなという作品も観に行きやすいですし、子供に若いうちに芸術鑑賞させてみたいけど高いお金払って楽しんでもらえなかったら、、という親御さんの不安も少し解消するのかなと思いました。

4.観客のリアクション

歌い終わる度に拍手をするのは日本もイギリスも同じですが、イギリスはそれにプラス歓声や口笛が足されて、周りのお客さんの興奮がダイレクトに伝わってきたことが印象的でした。

逆に、最後のカーテンコールはイギリスは超あっさり。日本は観客の拍手が続いて、2〜3回くらいはカーテンコールがあるイメージなんですが、イギリスは一通りフィナーレとカーテンコールが終わると、みんな座席を立って帰ってしまいました。たまたまなのか、、これもお国の違いなのか、、?

今後機会があれば、他の演目も見に行って観察してみたいと思います。

 

個人的に一番好きだったのはオーケストラの生演奏と演者さんの生歌です。いやぁ、本当に素晴らしかった。

現在エルサ役をやられているのが、サマンサ・バークスさんという女優さんなんですが(映画『レ・ミゼラブル』でエポニーヌ役を演じた方です)、歌声の力強さがとても印象的でした。

公演後にアナ雪の曲をYoutubeで探して聞いていたんですが、それが物足りないと感じるくらいホールの反響と音の迫力は圧巻で、個人的に音楽を楽しむためにまた観に行きたいと思ってます。