ロンドン砂漠に生きる
ロンドンに住んで1年、人間関係を広げる難しさを感じてます。
というのも、出会える人が少ないというわけではなく、深い人間関係を築くのが大変ということ。
大学院のコースメイトたちもある程度年齢が高くなって、一歩大学を出てプライベートになると家族や恋人、大学院入学前からの友人と過ごすことが多く、授業が終わると皆すぐに家に帰ってしまったりで、いわゆる日本の大学生や高校生が学校終わりにカフェに寄って話し込むという機会はあまりなかったり。。
これはおそらくロンドンの土地柄、みんな大学から少し離れたエリアに住んでることや、現在のインフレでカフェに頻繁に通う金銭的ゆとりがないのも関係しているようにも感じます。かく言う私も社会人時代に働いて貯めた貯金で来ていたので、あまり外食ができない懐事情だったのもあり、自分から積極的に誘ってなかったこともあります。
私は大学(学士)時代にもイギリス留学してましたが、その時は地方の大学だったので学生たちは大学周辺で寮生活を送る人が多く、平日も休日も大学の図書館や、敷地内のカフェ、市内のどこかで会っていて、会いたい時にすぐに連絡して会ってました。共に過ごす時間が長ければ、より深い話もしやすいんですが、たまの週末に1〜2時間会う程度だとなかなかそんなには語れず。。
(そういった意味では、”留学”でイギリスに来られるなら断然地方の大学をお勧めします。)
8月に大学のカリキュラムが終わって以降は、大学院のコースメイト達も実家や自分の生まれた国に帰ってした人も多く元々そんなに大きくなかった私のコミュニティはさらに小さくなってしまいました。
仕事とプライベートは別
これは海外ではよくあることですが、本当に分けるので、職場で同僚と家族や恋人の話をしても週末に個人的に遊びに行こうとはあまりならなりません。(大学時代に所属していたラボや友人の体験談より。)
家庭があれば、週末家族と過ごす時間を大切にしているという意味でとても素敵だなと思うんですが、まだその全然手前の状態な私には、週末はなかなかに寂しいものです。
日本で働いていた際は週末地元の友人や仲の良い同僚の人とお出かけしたりしていたんですが、こっちで働くと決心した今まずは新しくコミュニティに参加して友達を作るところから始めています。
ハウスパーティー文化
そんな中、最近機会があれば友人のハウスパーティーに参加しています。イギリスでは、ホームパーティーを開く際に結構な確率でプラスワン(追加でもう一人連れてくること)がOKなことがあります。プラスワンは、恋人でも友人でも良くて、そのパーティーの主催者と知り合いでなくてもOKです。
これは最初結構驚きましたし戸惑いました(^^;) というのも日本だと一度仲良しグループができるとそこに新しい人を入れるってなかなか無いような気がするんですよ。
でも意外とこのハウスパーティーが面白いもので、一度私も誘ってくれた友人以外誰も知らないパーティーに参加したことがありましたが、意外と自分の友人の友人ってことで共通のテーマがあったり、趣味が合ったりして楽しく過ごせました。
このパーティーで出会った人達と12月に舞台を見に行く予定です。
なかなかプライベートで親しくなることが難しい文化だからこそ、出会いを大切に、少しづつ丁寧にコミュニティーを広げていきたいです。